中国で10日は教師節(教師の日)。中国の教育部(省)は、今年の教師の日のテーマを「農村の学校に勤務する教師陣構築にスポット」と設定した。統計によると、中国では現在、農村の学校に勤務する教師が約330万人おり、教育事業のために黙々と努力を払っている。ただ、そのような教師は、給料が安く、仕事が多く、閉鎖された環境で生活しなければならないなど、厳しい状況に立たされており、農村を離れてしまう教師も少なくないのが現実だ。 中国日報網が報じた。
多くの国と同じく、日本でも、都市と田舎の教育の質に差があるという課題が存在している。では、日本の田舎の学校に勤務する教師も、中国の教師のような悩みを抱えているのだろうか?
住宅あっ旋や手当なども支給
日本は、「へき地教育振興法」を制定し、教師に対する待遇を改善している。同法は、「市町村はへき地学校に勤務する教員及び職員のための住宅の建築、あつ旋その他その福利厚生のため必要な措置を講ずること」、「都道府県はへき地手当に準ずる手当を支給しなければならない」と規定している。
現在、日本のへき地に勤務する教師の手当てや住宅費用の問題も改善され、大都市と田舎の小中学校の教師に対する待遇はほぼ同じになっている。