「中国の習近平国家主席が9月下旬に米国を公式訪問する。今回の訪問は必ずや中米関係、中米協力の新たな一里塚となり、両国民の交流も実質的に高める」。中国の章啓月在ニューヨーク総領事はこのほど、中国新聞社の取材にこう語った。中国新聞網が伝えた。
ニューヨーク州上下両院はこのほど「対中協力を促進し、習近平主席訪米を歓迎する」決議を採択した。章総領事は「『国の交わりは民の相親しむに在り』。この決議が順調に採択されたことで、ニューヨーク州の立法機関が対中友好協力を重視していること、そしてニューヨーク州の人々が中国国民との交流・協力の強化を強く望んでいることが十分に示された。この意味において、習主席の訪米は時宜にかなったものだ」と指摘した。
かつて外交部(外務省)報道官を務め、米国での留学、勤務経験も長い章総領事は「中米関係は現代世界において最も重要な二国間関係の1つであり、その内容は二国間関係の範疇をはるかに超えている。中米間の友好協力は両国民に幸福をもたらすだけでなく、世界の平和と人類の進歩に対しても重要な影響を与える。国交樹立から36年で両国関係は長足の発展を遂げ、共通利益は拡大し続け、相互依存は深まり続けており、すでに相互包含的な利益共同体となっている」と指摘した。
章総領事はまた「人々は貿易額や投資額を両国関係の良し悪しを判断する基準にしがちだが、私は人的・文化交流が基層に根を下ろし、民衆の中に深く入り、直接心に触れる、両国関係深化の推進装置だと考えている。両国民の交流が活発で、相互理解、意思疎通、良好な関係を望む声が強いことこそが、両国関係の前向きな発展を促す尽きせぬ原動力、両国関係の長期的友好を支える社会的礎だ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年9月10日