5日に湖北省武漢市で行われたバスケットボール女子アジア選手権決勝で日本は中国を破って優勝を決めた。これまで、女子バスケットにおいて、中国は日本をライバルと見なし、その戦績では常に優位に立ってきた。しかし、リオデジャネイロ五輪(2016年)予選ではその状況に変化が生じ、日本はここ数年、突出した成績を収めてきた。例えば、13年のアジア選手権では43年ぶりの優勝を果たし、今回の優勝では、リオデジャネイロ五輪の出場切符を手にした。日本の女子バスケットはどのようにして、急速な台頭を遂げたのだろう?北京青年報が報じた。
中国の一部の女子バスケットの監督は、日本を分析した際、鍵となる選手としてガードの吉田亜沙美選手とセンターの渡嘉敷来夢選手を挙げた。2人が、日本の要となっている。吉田選手は身長165センチと身長は決して高くない。しかし、試合のリズムやチームの攻撃の面で、非常に重要な役割を果たしているほか、メンタルが非常に強く、中国は吉田選手にやられたと言っても過言ではない。吉田選手のパフォーマンスは、有名なガード、大神雄子選手を彷彿させる。2人は、日本代表として数年間ともに戦った経験をもち、吉田選手はその間に多くの技を盗んだ。日本の女子バスケットは、ガードの育成において、先輩が後輩に技術を引き継いでおり、重要なこのポジションにおける競争力を保ってきた。
13年のアジア選手権で、他の国は吉田選手と渡嘉敷選手を擁する日本の実力を見せつけられた。他のポジションの選手には、多少の入れ替わりがあったとしても、この2人を中心として調整が行われており、これが、日本の女子バスケットが急速に台頭した直接的な原因だ。