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中国の対外債務免除は「貧者の大盤振る舞い」? (4)

人民網日本語版 2015年09月29日08:30

商務部(商務省)が14年にまとめたデータによると、同年の1~11月だけで、中国がアフリカで新たに締結した請負プロジェクトの契約額は708億ドルに達した。このうち中国企業と南アフリカとの間で調印された電力動力車の売買契約では、中国から南アに総額30億ドルの電力動力車が売却され、中国の先端軌道交通設備の完成車輸出の受注記録を更新した。債務免除は189億6千万元、受注額は708億ドルで、中国が無駄遣いになっているかどうか、答えは一目瞭然だ。

▽事実5:中国は確かにまだ多くの貧困人口を抱えるが、自国の貧困撲滅の取り組みをゆるがせにはしていない。

中国には今なお2億人前後の貧困人口がいる。自国の貧困撲滅の取組もまだ終わっていないのに、他国を支援している場合だろうか。

中国は自国の貧困撲滅にきちんと取り組んでいる。習主席の取組の跡を眺めると、河北省阜平県、甘粛省定西市、山東省菏沢市などを視察した際にも、両会(全国人民代表大会と全国政協会議)においても、貧困扶助に言及しなかったことはない。習主席の視界の中で、貧困扶助は「必ずやり遂げなければならない任務」なのだ。

具体的な政策措置をみると、一方では「輸血」を増やしている。15年の中央政府の財政予算では貧困撲滅のための地方への助成金として460億9千万元が計上され、前年比8%増加した。また一方では「血を作る」ための支援もしている。中央政府の改革の全面的深化指導チームの第11回会議では、「農村の教育を発展させて、貧困の世代連鎖を阻止すること」が指摘された。

このようにみると、最も発展の遅れた国の債務を免除することについて、木を見て森を見ないような狭い見方をしてはならないと言える。中国は国際社会で大国としての責任を履行すると同時に、自国の貧困撲滅の取組も少しもゆるがせにしていない。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年9月29日


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