2015年10月16日  
 

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中国、10年で5264個の単語が「新語」に認定

人民網日本語版 2015年10月16日15:23

中国教育部(省)が15日に発表した「2014年度中国語言生活状況報告」によると、中国は2006年から新語の調査を展開し、ここ10年で5264の単語が「新語」に認定された。それら新語は、中国社会の発展の歴史を反映している。新華網が報じた

同報告によると、社会の動向を反映した言葉が生活の中で活発に使われ、社会の変化を記録している。「2014年度漢字」と選ばれた「法」、「2014年度単語」の「汚職根絶」、「2014年度国際版漢字」の「失」、「2014年度国際版単語」の「マレーシア航空」は、同年の世相をその独特の魅力で反映している。

専門家は、「この10年で社会は大きな変化を経験し、ネット文化、特に、『We Media』が台頭した」と指摘している。例えば、ネット上の掲示板から、ブログ、微博(ウェイボー)、最終的には微信(WeChat)などが登場し、それに伴い使われる言葉にも変化が起きた。ブログ上で使用されている言葉を調べた調査ではおもしろい現象が浮き彫りになっている。例えば、男性は「社会」、「問題」、「国家」などの言葉を使うことが多いのに対し、女性は、「女性」、「男性」、「愛」、「子供」などの言葉をよく使っている。その他、インターネット時代となり、新語の数が多いものの、各新語を使用している人は小規模化しているというのが大きな特徴だ。また、拡散は早いものの、消えるのも早いという、「命の短さ」も新語の特徴だ。

同報告は、「中国で使われている言葉は度々話題になっている。例えば、ネット用語がラジオやテレビの番組、さらには教科書や辞書にまで登場していることをめぐって、社会で論議が巻き起こっている。ネット用語は粗野で改善が必要で、社会もネット用語を規範化する必要があると少しずつ認識し始めている」と指摘している。

「人民網日本語版」2015年10月16日

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