調査機関の胡潤百富(フージワーフ百富)がこのほど発表した2015年大陸部富豪番付では、万達グループの王健林ファミリーが資産額2200億元(1元は約18.7円)で馬雲ファミリーを抜き、トップに返り咲いた。2位は馬雲ファミリー、3位は娃哈哈の宗慶後ファミリーだった。「京華時報」が15日に伝えた。
▽王健林氏がトップ返り咲き
胡潤百富が同番付を発表したのはこれが17回目で、番付入りした上場企業の資産額は今年8月14日までのデータに基づいて計算した。番付のデータをみると、今年の番付入りのハードルは資産額20億元以上で、今年は前年より606人多い資産家1877人が個人資産20億元以上で番付入りした。平均資産額は前年比14%増加の73億元だった。
上位3位をみると、61歳の王健林氏とその家族の資産額が同52%増加して2200億元となり、昨年1位の馬雲氏を抜いて首位を奪回した。王健林ファミリーは13年に資産額1350億で大陸部1位になっている。また今年は馬雲ファミリーの資産額が同3%減少して1450億元となり、2位に後退した。70歳の宗慶後氏とその家族が3位だった。