福建省の高齢夫婦がペアルック　ネットユーザー絶賛

若いカップルがペアルックを着て街を歩いていても、全く不思議ではないが高齢の夫婦となるとちょっと珍しい。最近、結婚して約55年になる福建省明市泰寧県下渠郷の詹遠述さん（83）と謝根喜さん夫婦が、ペアルックを着て、手をつないで街を歩く姿を捉えた画像がネット上に投稿され、多くのネットユーザーが「オシャレで仲の良さが伝わる」と絶賛している。参考消息網が台湾メディア「ETtoday」の報道を引用して報じた。

妻の謝根喜さんは結婚後、仕事を辞めて育児に専念。ただ、家庭の支出が増えるようになったため、夫の負担を軽減するため、アルバイトをするようになった。しかし、ある日、作業中に誤って機械に右手を巻き込まれ切断を余儀なくされた。

孫の詹婷さんは、「おばあちゃんは片手しかなく、シャワーを浴びるのも大変。でも、背中を洗ったり、洗濯をしたりする時はいつもおじいちゃんが手伝ってくれる。おばあちゃんが前に『おじいちゃんはロマンチックという言葉を知らない。昔は貧乏で、結婚する時に腕時計をプレゼントしてくれたのに、結婚後すぐに返してと言われた。その腕時計は借り物だった』と笑って話してくれたことがある」と語る。