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甲骨文字展示会が国家図書館で開催

人民網日本語版 2015年10月19日10:35

『国家図書館年度大展-甲骨文字記憶展」が14日、国家図書館南館の典籍博物館で開幕した。国家図書館所蔵の35651片の甲骨の中から代表的なもの65片を選び公開し、歴代稀に見る数の多さで展示している。特筆すべきは、展示は文化の普及を重視しており、光と音による展示とインタラクティブゲームなどの方法を通して見学者に甲骨文字文化を理解しやすくしていることだ。北京日報が伝えた。

甲骨は中国の商周時代、占いに用いたり占いの内容やその他の事項を記録した亀の甲羅や獣の骨の総称である。しかし、一体どのように占いに使ったのかを紹介するこれまでの文章は、いつもとても抽象的に感じさせていた。今回の展示は入口ホールでたくさんのメディアを使い甲骨占いの過程を展示している。入口ホールの中央に人の高さほどの甲骨状のスクリーンが立っており、見学者がスクリーンの前に立ち手を伸ばすと、スクリーン上にある天気、お出かけ、戦争、狩猟などから占う内容を選択することができる。一つ選ぶと、スクリーンには穴をあけ甲骨を焼く過程が出現し、甲骨を裏返すと、背面にひびが現れる。このひびの説明がスクリーンに映し出され、それが占いの結果となる。

甲骨文字の中には色々な天文気象学や暦法が記載されており、特に暦法・記年法に用いられた十干十二支は、今日にも大きな影響を残している。見学者に干支記年法をイメージで理解してもらうため、3Dの十干十二支の暦を表す表もシミュレーションで展示された。甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の「10の天干」が表示された10本の人の高さほどの灯柱をぐるりと配置し、灯柱が地面と合わさった箇所に丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の「十二支」を映し出した。各灯柱には天干と地面の十二支を組み合わせた六十干支が書き出されている。会場の見学者は「この方法で十干十二支の年表を勉強すれば楽だしイメージしやすい」と称賛していた。(編集JK)

「人民網日本語版」2015年10月19日

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