10月に入り、秋の涼しさがついに訪れ、昼夜の気温差が激しくなった。夜間の気温低下により、多くの人は窓を閉ざし室温を保とうとする。しかし、密閉された室内の空気は汚染が進み、健康を損ねる。科技日報が伝えた。
英科学誌「ネイチャー」に掲載された研究結果によると、室内の空気の汚染源は室内で発せられるエネルギー(暖房や調理)となっている。
秋や冬になると室内の空気がさらに汚れ、敏感な高齢者や児童の健康が損なわれる。北京新世紀婦児病院の専門家である胡英恵氏は、「室内環境は閉鎖的で、大量の病原菌、ペットの毛、煙草の煙やほこりが絶えず蓄積する。このような環境で生活すると、呼吸器疾患にかかりやすい」と指摘した。
専門家はこの問題を解消するため、「晴れの日は頻繁に窓を開け換気する。油煙は家庭内の空気にとって最大の汚染源であり、長期的にこの空気を吸うことで鼻炎、喉頭炎、気管支炎などの呼吸器疾患になることがある。そのため空気清浄機を設置すると同時に、油煙を除去する機能があるかを考える必要がある」と提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年10月20日