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薬用チョコが登場、砂糖と脂肪の含有量は35%のみ

人民網日本語版 2015年10月09日09:53

米国のチョコレート会社で民間薬を研究する科学者は、健康的な「薬用チョコレート」を開発した。このチョコレートの脂肪含有量はわずか35%のみだ。英インデペンデント紙の記事を引用し、参考消息が伝えた。

カカオ豆はチョコレートの主原料で、健康に有益な抗酸化剤とミネラル分を豊富に含む。神経系を保護し、脳卒中を防ぎ血圧を下げることができる。しかしカカオ豆は非常に苦く、多くのチョコレート会社は脂肪と砂糖により製品を甘くしている。しかしこれは、人の健康を促進するカカオ豆のさまざまな価値を損ねている。

ボストンに本社を置くKuKa Xoco社は、ボリビアやペルーのアンデス地方で珍しいハーブを発見した。その中には、苦味を取り除く新種のエキスが含まれていた。同社によると、この植物のエキスを数マイクログラム使用するだけで、砂糖を加えていないカカオ豆の苦味のほとんどを取り除けるという。同社の試作品に含まれる砂糖と脂肪の含有量は、わずか35%のみだ。

同社の総裁兼首席科学者は、ロンドンで開催されたWorld Chocolate Forumで、「これによってチョコレートに砂糖、甘味料、大量の脂肪を加える必要性がなくなり、カカオ豆のさまざまな医療用の価値が引き出された」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年10月9日

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