「タマゴと人工甘味料・サッカリンを一緒に食べると中毒し、死ぬ」、「豆腐と蜂蜜を一緒に食べると耳が聞こえなくなる」、「コンブと豚の血を一緒に食べると便秘になる」、「ジャガイモとバナナを一緒に食べるとそばかすができる」、「牛肉と黒砂糖を一緒に食べるとお腹が張る」…。中国のネット上では、さまざまな食品の食べ合わせが危険という情報が飛び交い、おいしいもの好きの人にとっては、不安の種となっている。新京報が報じた。
北京中医薬大学の胡素敏教授と大連市中心病院栄養科の王興国主任に、ネット上で噂されている危険な食べ合わせ6種類について解説してもらった。
1 カニ+カキ
うわさ:カニもカキも寒性(体の熱を冷ます食品)で、一緒に食べると、痛みや下痢の原因となる。
解説:
王主任:カキに含まれるタンニン酸とカニに含まれるタンパク質は、互いに影響しあう。しかし、体の中で、何かの反応が起きるかははっきり分かっていない。下痢や中毒など大きな影響が出ることはない。魚やエビ、肉、タマゴなども、カニと同じくタンパク質を豊富に含んでいる。どれも、腐敗したり、細菌が繁殖したりしやすいため、下痢の原因になる。しかし、カキとは無関係。