外交部(外務省)の華春瑩報道官は5日の定例記者会見で「米側が南中国海での行動と意図について心に曇りなく正直であることを望む」と表明した。
――米国のカーター国防長官は本日空母「ルーズベルト」に乗艦し、マレーシア周辺の南中国海を通過して、航行の自由を確保する考えを改めて示した。これについてコメントは。
中国側はすでに原則的立場を繰り返し表明している。中国側は各国が国際法にのっとり享受する航行と上空飛行の自由を一貫して尊重し、守っている。本当の国際航路において正当で正常な航行の自由を行使するのでさえあれば、われわれは反対していない。われわれが反対するのは航行の自由を名目に、南中国海の軍事化を推進し、さらには他国の主権と安全保障上の利益を挑発し、威嚇する事だ。米側がこの面の行動と意図において一層心に曇りなく正直であることを望む。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年11月6日