中国人留学生は、どのような留学生活を送っているのだろう?南京市で暮らす黎銘さんは、180日かけて、米国のハーバード大学、イェール大学、スタンフォード大学、英国のオックスフォード大学など世界の名門大学24校を訪問し、中国人留学生の現状に迫った。そして、「聴説」(伝聞)という本にそのエピソードをまとめた。揚子晩報が報じた。
成績優秀でも国外の生活になかなか適応できず
ゲーム、お酒、赤点、ホームシック、涙…。これが、上海から米バージニア大学に留学した王田初さんの生活だ。
「留学してからたいへんなことが次から次に起こった。宿題、医療保険の表、さらには自動車の違反切符などのほか、高校の国際バカロレア(IB)の単位も期限通りに処理しなかったため、『特権学者』という立場も取り消されてしまった」と王さん。しかし、それにより、成績優秀だった王さんの闘志に火がついた。
黎銘さんは、「王さんはすぐに自分の目標を定め、時間管理を行い、赤点だった科目もがんばって取り返し、今は良い状態。でも、青春時代は誰もがフラフラする時期があるもの」と説明する。