ネイチャー・パブリッシング・グループ(NPG)が発表した情報によると、国際的に権威ある学術誌「ネイチャー」は12日、特別企画冊子「ネイチャー・インデックス2015―コラボレーションズ」を出版した。その内容によると、中国は世界の共同科学研究の中心地になっており、米国、ドイツ、英国、フランスに続き5位となった。ネイチャー・インデックスで世界一の科学研究機関とされている中国科学院は、共同科学研究でも優秀な成績を収めており、その得点はフランス国立科学研究センター(CNRS)と独マックス・プランク研究所に続き3位となっている。深セン華大基因公司は産学研の連携で、その他のすべてのグローバル企業を上回った。光明日報が伝えた。
ネイチャー・インデックスによると、中国との共同科学研究が最も多かったのは米国で、ドイツ、英国、日本、カナダ、フランス、シンガポール、オーストラリアが続いた。双方の政府の力強い推進を受け、中国と欧州の共同科学研究は、エネルギー開発、公衆衛生、持続可能な都市化などの戦略的研究分野が中心となった。
ネイチャーのニック・キャンベラ執行編集長は、「中国が中国籍の科学者の帰国を力強く奨励すると同時に、外国の科学者も改善が続く中国の科学研究の環境により中国を訪れている。この科学研究者の双方向の流動は、国際的な共同科学研究を促進した」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月13日