パリ検察当局が14日に発表した最新情報によると、13日にパリで発生した同時多発テロ事件による死亡者は129人、負傷者は352人に上った。ドイツやベルギーなどの欧州各国は保安体制を強化、テロ攻撃に対して厳しい警戒態勢を敷いている。新華社が伝えた。
仏パリ検察のフランソワ・モラン検事は、14日の記者会見において、「今回の事件で、7人の実行犯が死亡した。バタクラン劇場でテロが起きた時、警察はこのうち3人を射殺した。スタジアム『スタッド・ドゥ・フランス』の傍で自爆したテロリストの1人から、シリアのパスポートが見つかった」と話した。
モアン検事は、「今回のテロは、3つのグループに分かれて連携を取りつつ行われた可能性が高い。目撃者の証言によると、バタクラン劇場を襲撃したテロリストは、シリアとイラクについて話していたという」と続けた。