(3)開放型世界経済を構築し、国際貿易・投資の活力を引き出す。
戦後の世界経済の数度の繁栄は、例外なしに国際体制の開放のおかげだ。中国の改革開放以来の道はどんどん広がっている。その理由は明確だ。中国は世界と共に開放し、共に利益を得るからだ。地域化とグローバル化という2つの趨勢が同時に強まるに伴い、現在一部の地域的貿易・投資機関には開放と逆行する傾向が生じている。一部の国はその段階的な発展の優勢を利用して、少数の加盟国に有利な地域国際貿易・投資制度を構築している。このような時代の潮流に合わない近視眼的行為は、他国を損なうが、自国を利するとも限らない。
(4)「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を実行し、公平であまねく広がる発展に力強い原動力を与える。
国連が採択した今後15年間の開発アジェンダは、社会・人・文化など広範な分野を含む。今回のサミットの議長国・トルコが打ち出した「包摂、実行と投資」は、こうした開発を具体的に実現させることを強調した。近年中国はアフロユーラシアとアジア太平洋の永続的発展のために、実現可能性に富む一連の「処方箋」を書いてきた。「1ベルト、1ロード」イニシアティブであれ、アジアインフラ投資銀行(AIIB)設立の提唱であれ、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の推進であれ、いずれも公平開放、普遍的参加、共同発展という特徴を備える。
G20サミットでの習主席の4つの提案は、世界経済ガバナンスのために中国が書いた「処方箋」であり、世界経済の成長に必ずや自信と力を与える。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年11月17日