しかし、多くの人にとって、フィットネスクラブなどで運動するというのは新しい概念で、現代の消費文化から来ている。都市でフィットネスクラブなどが急増しているものの、体系的にスポーツをしているのはごく少数の中間層の人だ。
2011年のある研究報告によると、運動している中国の女性の割合は男性より低いものの、ダイエットサプリなどを服用している女性は男性の8倍だった。また、最近のある調査でも、節食やダイエットサプリを服用している女子大生の割合が、激しい運動をしている女子大生の割合と同じだった。
ダイエットしたいと考えている若い女性にとって、「節食」は最も一般的な手段。北京でグラフィックデザイナーをしている陳思思さん(25)は、「ご飯を食べないというのが、ダイエットの一番の方法」とし、「ダイエットしたことがある友人はたくさんいるけど、フィットネスクラブに行ったことがある友人はいない」と語る。
中国社会は現在、太っていく女性をなかなか受け入れることができないというのが現状で、多くの人が見方を変えることがまだできていない。
「人民網日本語版」2015年11月19日