中国社会科学院(社会科学アカデミー)がこのほどダイエットビジネスを手がける緑痩公司と共同で発表した第2回中国肥満指数段階的研究の成果によると、北方地域は標準体重を超過している人が南方地域よりも多く、ダイエット中の人はダイエットに惜しみなく金を使い、毎月2千元(1元は約19円)から5千元を支出する人が40%近くいたという。「京華時報」が22日に伝えた。
同研究によると、中国の肥満人口の地域分布は北が多く南に行くにしたがって少なくなる。特に東北地域は肥満の深刻な地域だ。緑痩の栄養士は、「緯度が高くなればなるほど、気温が下がり、運動量が少なくなり、代謝が悪くなる。これが肥満の主な原因」と説明する。
データによると、北方各地のダイエットしている人たちの肥満率(BMIが28.0以上の人の割合)は平均35%以上になるが、南方各地では平均27%にとどまる。肥満の人が多い地域は河北省、内蒙古(内モンゴル)自治区、新疆維吾爾(ウイグル)自治区、少ない地域は福建省、浙江省、江西省だった。
データをみると、ダイエットをしている人はダイエット商品に気前よく金を出し、一月で500~2千元を消費する人が36.3%、2千~5千元が38.1%、5千~1万元が22.5%に上り、1万元以上も3.1%いた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年10月23日