定陵から出土した3000点余りの文化財のうち、約600点は、皇帝や皇族用の絹織物の龍袍・衣装で、その他は器物となっている。絹織物を保管するために、十三陵の文化財保管部署は、大きさの異なる引き出し付きの棚を特注。深刻に炭化した絹織物を折りたたむことで傷むことがないよう、広げて保存できるようにした。
一方、器物を保管するために、同部署は、1700個以上の特注木製ケースを作った。文化財の形に基づいて製作されているこのケースの内部には、新疆維吾爾(ウイグル)自治区産の優良種綿花「長絨棉」が使われている。前出事務所の王穎・副課長によると、「文化財をそのケースに入れておけば、高い場所から落ちたとしても、壊れることはない」という。
「人民網日本語版」2015年11月20日
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