2015年11月20日  
 

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家具職人・秋山さんの「職人心得」 初心を忘れてはいけない (2)

人民網日本語版 2015年11月20日14:08

秋山さんが経験に基づいてまとめた「職人心得30箇条」には、「連絡・報告・相談のできる人から現場に行かせてもらえます」、「人の言うことを正確に聞ける人から現場に行かせてもらえます」、「トイレ掃除ができる人から現場に行かせてもらえます」、「お掃除、片付けの上手な人から現場に行かせてもらえます」、「時間を気にできる人から現場に行かせてもらえます」などが含まれ、見習いは毎日、何度も読み、独立するまでの8年間に1万回は読む計算になる。「親方」の秋山さんは、食事もマラソンも、トイレ掃除も見習いと一緒に行う。

秋山さんは同書の中で、「8年間で、見習いは、職人となるための心構えのほか、正しい生活態度、基本訓練、段取り、知識、技術など一人前の職人に必要なものを身につけなければならない」と書いている。

その中でも、秋山さんが特に重視しているのが「人間性」だ。技術力40%、人間性60%と強調し、そんな人柄が一流の「できた職人」を育て、心が一流なら、技術も必ず一流になるというのが秋山さんの考え。そして、「優秀でない」見習いを引き受けるほうがいいという。その理由は、「一流の職人になるには、自分のちっぽけなプライドは置いておいて、親方の言っていることを丸飲みする素直さが必要」だからだ。


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