「二人っ子政策」が決められ、高齢化時代に入っている現在、産婦人科や小児科のほか、高齢者ケアを専門とする医学生が引っ張りだことなっている。広州医科大学が主催し、広州医科大学衛生職業技術学院が実施した、2016年度卒業生大型就職説明会がこのほど開催。企業は、計約1万人を募集した。供給と需要の比率は2.5:1だった。広州日報が報じた。
助産スタッフ確保に走る病院
広州医科大学付属第三病院は今年、産婦人科の医師と助産師の募集を昨年より約20%増やした。その他の多くの病院も、産婦人科や小児科の卒業生の募集を増やした。
広州医科大学衛生職業技術学院の関係責任者は、「現在、病院は助産スタッフを確保している。当院で助産を専攻していた卒業生135人の就職率は100%。多くの学生が卒業前に就職が決まった。就職先は、珠江デルタ地域の大病院に集中している。将来性や福利厚生は、普通の大学卒業生を大きく上回っている」と説明する。
広東省婦幼病院の劉医師によると、同病院は今年、全体で150人の募集を予定。うち、助産師を含む看護師が約80人と、昨年より約30人増えた。