2015年11月27日  
 

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日本の土鍋で冬も温か (2)

人民網日本語版 2015年11月27日08:14

家庭用の鍋料理の調味料もとても季節感にあふれている。豆乳鍋、ちり鍋、キムチ鍋、水炊き、醤油ベースの鍋、土手鍋など様々な味付けがあり、自分で味付けしてもいいし、先述した調味料を買って帰り、鍋に入れて食材を煮ればすぐに食べることもできる。日本人は冬場の白菜、大根、カボチャは体内の余計な水分を排出するのに良いとしており、これらの食材を好んで鍋料理に入れる。

また冬になると日本人は柚子蜂蜜生姜茶を好んで飲む。この飲み物は冬場になるとスーパーで買うことができ、大瓶、小瓶のパッケージなど種類も非常に多く、冬の間中、人気の商品である。なぜなら日本人は柚子蜂蜜生姜茶が健康にいいだけでなく、便秘防止と風邪予防に有効だと広く信じているためである。この他にも冬場の根菜類はビタミンCが豊富で、血液循環を促すなどの効用があることが研究により発見されており、体を温める野菜として保健機構などが大々的に推奨している。

また「こたつ」を囲んでみかんを食べるのは、日本の冬によく見られる風景の一つである。ただ現在ではいわゆる「こたつ」はすでに電気こたつにとってかわられている。日本人はみかんを食べる時、動脈硬化などの病気予防に効果的ということで、内側の白い皮もいっしょに食べる。日本の愛媛県はみかんの産地で、毎年冬になるとみかん寿司を作って食べる。山梨県ではカボチャのほうとうを好んでたべる。また日本全国で冬至にはカボチャを食べる習慣がある。

数年前まで冬になると焼き芋屋が通りのあちこちに現れ、抑揚のある売り声が冬の到来を告げていたものである。残念なことにこのような風景はだんだん少なくなり、焼き芋もすでに冬場だけの食べ物ではなくなってしまった。このように冬場特有の食べ物はますます貴重になっているのである。(編集TG)

「人民網日本語版」2015年11月27日


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