ヨモギの葉に特殊な加工を施し中国式の細長いヨモギ灸を造る。その後、ヨモギ灸を使って身体のツボを燻すと病気を治すことができる。このようにヨモギ灸を用いて治療する方法が中国伝統の医学療法であるヨモギ灸だ。山東省青島市に住む若者、喬明凱さんの毎日の仕事はこのヨモギ灸を扱うことで、より多くの人にヨモギ灸という中国医学療法を理解してほしいと思っている。青島日報が伝えた。
喬さんの母親は彼が中学生の時に骨髄炎を患い、全国各地の大病院を渡り歩いたが治療の効果が見られなかった。彼は書店で医学書を見ている時にヨモギ灸という治療法があることを知り、ヨモギ灸を始めてから3ヶ月ほどで母親の病気も完治した。ヨモギ灸の神秘を学んだ彼は中国医学のヨモギ灸の勉強を始め、大学受験の際も鍼灸マッサージ科を選択した。
日本と韓国を風靡するヨモギ灸
ヨモギ草という目立たない植物が日本と韓国では産業となっていることは彼の見識を広げた。彼は「韓国人は中国式の細長いヨモギ灸を使わず、よもぎの葉の裏にある繊毛を生成してもぐさを作り、そのもぐさの塊を塔のように固めて1つ1つ金属の筒に入れ、、皮膚から一定の距離を離しゆっくりと燃焼させる」と説明する。韓国のヨモギ鍼灸院の排煙方法は韓国式焼肉の排煙方法とよく似ており、それぞれのベッドの上の天井板に排出管を装着し、全ての排煙器は排出管を通って排煙させる。この排煙口は頭から足先まで調節可能だ。