二十四節気のひとつ「大雪」が、今年は12月7日午後6時53分に訪れる。この時期になると、天気はますます寒くなる。「小雪」と違い、「大雪」に必ず大雪が降るとは限らない。中国北方の各地では、大雪が過ぎると、降水量が軒並み減少する傾向がある。人民日報海外版が報じた。
〇雪景色を愛で、夜明けまで夜食を楽しむ
大雪の頃、全国各地では、氷や雪景色を観賞する多くの姿が見られる。降雪後晴れると、大地や山河は、豪華絢爛な建物のようにそびえ立ち、その眺めは極めて味わい深い。
大雪の時節は、昼が短く夜が長い。よって、昔は、仕事場や家庭でさまざまな手仕事を行い、長い夜を過ごした。これは、俗に「夜なべ」と言われる。紡織、刺繡、染め物などの手作業は、深夜に及ぶため、食事を用意する必要がある。そこで、「夜にご飯をこしらえる」「夜食」の習慣が生まれた。このような需要に対応するため、さまざまな軽食を売る屋台が、「夜市(ナイトマーケット)」を開いた。午前5時までオープンしている夜市は、活気に満ちている。