2015年12月8日  
 

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鳩山由紀夫氏「世界の平和と発展のために貢献」

人民網日本語版 2015年12月08日10:21

 「中国語では『由』と『友』は発音が近いので、私は中国語で名前を書く時、『鳩山友紀夫』と書くことがある。日中友好、アジア友好、世界平和の願いを表現している」。日本の元首相でアジア博愛基金名誉会長の鳩山由紀夫氏はこのほど香港でこう語った。人民日報が伝えた。

 鳩山氏はインタビューで「日本の普通の市民として、アジアの人々の『友好の使者』、世界の人々の『平和の使者』になりたい。日中両国およびアジア各国とともに、障害を取り除き、未来に向かい、世界の平和と発展のために貢献したい」と述べた。

 中日両国は一衣帯水の隣国で、長年の友好的往来があり、戦争の大きな傷の痛みも経験した。鳩山氏は、両国は歴史の経験から多くの啓示を得ることができると考えている。「長い歴史において、平和・友好は両国民の心の主旋律だった。両国民は互いに学び合い、友好的に交流し、両国の発展を促進し、世界文明の進歩にも重要な貢献を果たした。近代に日中両国は痛ましい歴史を経験し、中国国民は深刻な惨禍を被り、日本国民も重い代償を支払った」と述べた。

 鳩山氏は「世界平和を後押ししたい。平和があってこそ、庶民は安心して暮らすことができるからだ。世界のどの国や地域でも、戦争が起きれば、人々に幸福はない」と指摘。「日本が21世紀にも繁栄していくには、アジアの国々とともに協力し、共に発展し、平和と安全へと通じる安定した道を築かなければならない」と述べた。

 最近、日本の民間団体が訪中し、多くの中国人観光客も日本を訪れている。これについて鳩山氏は「両国の民間交流の増加は、アジアの平和促進にプラスだ」と指摘。「民間交流以外に、日中は金融などの分野でも交流、協力を強化するべきだ。日本経済は低迷しているが、日本国民は依然として勤勉で努力している。日本の多くの中小企業は不景気だが、彼らには成熟した技術が多くあり、中国企業と協力して、市場を共同開発することができる」と述べた。


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