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2015年、世界を席巻する中国人観光客

人民網日本語版 2015年12月09日08:30

もうすぐ幕を閉じる2015年には、中国人観光客が世界的な話題になった年だ。中国観光研究院がまとめたデータによると、大陸部の海外観光客の人数と購買力は3年連続で世界一だった。15年の大陸部ののべ海外旅行者数は16%増加し、初めて1億2千万人を突破。中国人観光客が「盛んに海外に出かける」その裏で、受け入れ国が豊富な経済的メリットを享受していることは間違いない。中国人観光客を引き寄せるため、各国はあらゆる手段を駆使している。「広州日報」が伝えた。

「ビジットジャパン~日本の観光スポット写真・動画コンテスト~」の投稿写真。投稿者はJackie Zhouさん(転載禁止)。

▽日本:訪日観光客が500万人突破見込み

日本政府観光局がまとめた統計によると、14年に日本を訪れた大陸部の観光客はのべ240万人に達し、13年比約80%増加した。この記録が今年塗り替えられることは確実だ。

同局が発表したデータによると、今年1~10月だけで大陸部の訪日観光客は428万3700人に上り、前年同期の2倍になった。中国は日本にとって最大の観光客供給源であり、外国人観光客のべ1631万6900人のうち26%を占める。日本を訪れる外国人観光客の4人に1人は大陸部の人だということだ。

同局の推計では、今年の大陸部からの観光客数は過去最高ののべ500万人に達する見込みという。

消費額などをみると、訪日中国人観光客のうち61%が団体ツアーで来日し、1人あたり平均消費額は1万2千元(1元は約19.2円)に上った。同局がまとめた7~9月のデータでは、訪日観光客の消費額は同82%増加して、1兆9億円に達し、四半期データで初めて1兆円を超えた。中国人観光客が消費の主力であることは間違いない。

日本メディアが伝えた今年1~9月の消費データによると、大陸部観光客の消費額は約575億元で同165%増加し、海外消費額の半数を占めたという。


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