「既婚、子供あり」なら就職有利は間違い　難しい育児と論文の両立 (2)

「勝ち組」？「大きなリスク」？

「既婚、子供あり」は就職に本当に有利かとの問いに、厖さんは、「決してそうではない」と話す。

面接に何度か失敗し、厖さんは、「以前の考えはあまかった」と認めた。

ある面接では、厖さんが「既婚で、子供もいます」と話すと、面接官数人が失笑したという。そして、最終的に、「子供がいたら、子供の世話もしなければならない。面接希望者はたくさんいるから、当社もリスクを冒してあなたを選ぶことはできない」と告げられた。この結果に厖さんは大きなショックを受けたという。しかし、企業側が懸念しているのはこれだけではない。

別の企業の面接では、ある面接官が履歴書を見て、「2人目はいつ産む予定か？」と質問。厖さんは茫然としたという。

そして、続けて、「『二人っ子政策』の実施が決まった。1人生まれたら、また次がある。子供がいても何のメリットにもならない」と告げられたという。

「人民網日本語版」2015年12月17日