だが、たとえある程度自制してもマイナスの影響が生じることは避けがたい。声明が発表されると、ただちにメディアは注目し、大げさに宣伝した。デイリー・テレグラフなどの英メディアは英国が日本に戦闘機を派遣して合同訓練を行う計画を大きく報道し、さらには「飛行禁止空域」を設定する中国の計画に各国が懸念していると事実を歪曲して報じた。日英の仲裁支持の効果は、フィリピンが騒ぎ立てることを後押しし、誤った道を突き進むことを放任することだ。
中国には揺るがぬ戦略があり、日英協力には反対しないが、譲れぬ一線もある。たとえ日英協力が第三国を標的にしてなくとも、地域の平和と安定を損なうことがあってはならない。日英が南中国海情勢を撹乱することは歓迎されない。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年1月12日