広東省東莞市の福利彩票(福祉宝くじ)センターの職員は換金最終日である1月11日の24時まで当選者を待ち続けたが、残念なことに、全国から注目を集めた2565万元(1元は約18円)の宝くじの当選者は現れなかった。これは中国の宝くじ史上、最高額の「未換」の宝くじとなった。換金の期限を過ぎても当選者が現れなかったため、当選金は全て宝くじ公益金に振り込まれる。羊城晩報が伝えた。
昨年11月10日、数字選択式宝くじ「双色球」の第2015132回目の抽選が行われ、一等は7口、当選金額はそれぞれ約782万元だった。当時はちょうど総額6億元の当選金上乗せキャンペーン期間だったため、それぞれ500万元が上乗せされ、1口あたりの当選金は約1282万元に達した。このうち、広東省で当選したのは計2口で、どちらも同じ宝くじ売り場からの当選だった(1つは機械による自動選択、もう1つは自己選択で、いずれもバラくじ)。2枚の宝くじは選択した番号が全く同じで、通し番号も続いていた。購入時間も4秒しか違っていなかったため、もし1人が購入したものであれば当選金は2565万元あまりとなる。
規定によれば、換金期日は抽選から60日以内となっている。これによれば2016年1月9日が最終日だが、9日は土曜日だったため、11日まで延長された。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年1月13日