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中国と中東、シルクロードの偉業を再び書き記す

人民網日本語版 2016年01月21日11:07

古来「5つの海、3つの大陸の地」と称されてきた中東地域は東西交流の推進、昇華にとって重要な場だった。世界で最も古い文明はここに源を発し、最も歴史のある都市はここで築かれ、最も早い成文法典はここで生れた。アラブとペルシャの人々は世界貿易体制の形成および先進科学・文化の融合を力強く推進した。中東の繁栄と発展は地域を跨ぐ大交流のおかげだ。人民日報が伝えた。

古人が旅の困難と危険を克服して古代シルクロードを歩むことができたのは、根本的に自由貿易のおかげだ。「見えざる手」の啓示する道理は同様に今日も適用される。現在、義烏、広州など中国の都市の街頭を歩むと、数多くの中東の商人を見かけることができる。中国の商人もリヤド、カイロ、テヘランの市場で数多く活躍している。素朴な市場のパワー、「一帯一路(1ベルト、1ロード)」の活力の源を構成している。

近代以来、中東は世界の版図の「十字路」となり、「文明のるつぼ」であると同時に「衝突の心臓」でもあった。過去100年余り、特に中東で石油が発見されて以来、世界の大国は度々中東に深く介入したが、これは往々にして文化的優越感だけではなく、いわゆる「戦略」によるものだった。絶えない動揺と紛争によって、中東諸国の発展の道は険しいものとなった。またこのために中東の人々は平和、安定的発展を非常に強く求めている。世界で唯一中東の全ての国と友好関係を保っている大国である中国は、中東各国の主権と領土の一体性を真に尊重するだけでなく、中東の歴史的経緯を真に尊重し、中東の人々の発展への願いを真に尊重している。これはまさに中東諸国が中国を友人と見なしている鍵だ。

現在サウジアラビア、エジプト、イランの貿易パートナーの上位3カ国の中に、例外なく中国が含まれていることは、「一帯一路」を共に建設し、発展戦略を連結し、強みによる相互補完の中での互恵・ウィンウィンの実現が、各国の発展の実際のニーズに合致していることを1つの側面から物語っているかもしれない。「一帯一路」構想はひとたび実現すれば、中東地域各国の経済と社会に多大な変化をもたらす。古代シルクロードの歴史的功績が、制度と文明を越えた人類初の世界的な「大交流」であったとするならば、シルクロードの偉業を再び書き記すことは、中国と中東諸国にとって歴史的使命であるだけでなく全世界が追い求めるべき時代のテーゼでもある。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年1月21日

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