胡潤研究院はこのほど「中国億万長者のブランド嗜好報告書」を発表した。報告書によると、過去2年の高級品ギフトの消費数は2ケタの下落となったが2015年は消費が伸びている。人民網が伝えた。
ここ半年の間、胡潤研究院は資産1000万元(約1億7千9百万)以上の中国の富裕層458人に対して1人ずつ調査・研究を実施したところ、男性が購入した高級品ギフトの数は2014年に比べると15%増加し、女性の購入数は24%増加したことがわかった。
2014年からアップル製品は男女ギフトリストの中において1位のブランドになっているが、今年もアップルは引き続き「最も喜ばれる男性ギフトブランド」1位の座に落ち着いている。2位、3位のルイヴィトンとグッチは昨年ど同じランキングで着実に上位3位にランクインした。今年急上昇したブランドはカルティエ、ディオール、ティファニーで、エルメスは昨年の7位から9位にランクを下げ、下落し続けている。「最も喜ばれる女性ギフト」では先の3ブランドは不動として、順位が大きく変わったのがシャネルだ。シャネルは下げ止まりで反発し、改めて首位の座を奪回した。ルイヴィトンも着実に順位を上げ、2位にランクインした。アップルは順位を2つ下げ、3位に入った。
調査によると、30歳以下の対象者は依然として主に日常高級品や旅行の分野に消費が集中しており、30歳以上の対象者は変わらずに最も重要な消費対象として子供の教育を選択している。海南省三亜市は依然として富裕層が一番に選ぶ別荘地であり、4分の1の対象者が選択している。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年1月22日