2016年1月22日  
 

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ポストイラン核時代 中国の投資と技術がイランに進出へ

人民網日本語版 2016年01月22日17:15

2015年12月31日、浙江省義烏市のおもちゃショップで今年の干支である猿のぬいぐるみを選ぶイランの商人。(人民視覚)

2016年の年初はイランにとって、間違いなく重要な時期となった。1月16日、イラン核開発問題をめぐる合意で要求されていた措置をイランが履行したことが確認され、欧米諸国などによる対イラン経済制裁が解除された。1月22日から23日にかけては、中国の習近平国家主席がイランを公式訪問している。中国の国家主席がイランを訪問するのは14年ぶりとなる。イラン国民にとって、最も辛く苦しい時期が過ぎ去った。中国・イランにとっては、協力の新時代が到来した。人民日報が伝えた。

西側諸国の30年あまりにわたる厳しい制裁は、イランの貿易、特にエネルギー産業に極めて大きな影響を及ぼしてきた。イランの経済や国民生活は困難に陥り、中国とイランの経済貿易関係にも深刻な影響が及んだ。

元駐イラン、アラブ連合首長国、オランダ中国大使の華黎明氏は人民日報の取材に対し、「西側諸国のイランに対する制裁が一部解除されるに伴い、イランは石油の輸出が可能となり、資金の振替などもスムーズになるだろう」としたほか、「中国・イラン間の協力の障害が無くなれば、イランの中国への原油輸出量が大幅に増加し、中国の投資と技術も続々とイランに進出し、イランの経済発展を力強く支えることになる。ポストイラン核時代の中国・イランの経済貿易関係は新たな発展段階を迎えることになる」と述べた。

寧夏大学中国アラブ研究院の李紹先院長は「中国とイランの経済貿易協力の推進は、今回の習主席イラン訪問の大きな見どころとなる。イランは国土が大きく資源が豊富、人口は中レベルで国民の素質も比較的高く、大きな発展の潜在力を備えている。両国はこれまで友好関係を維持しており、天然の協力パートナーでもある」と語る。

イランの今後の発展の見通しについても李院長は「今のチャンスをしっかりとつかみさえすれば、イランの急速な発展は短期間で実現する」とし、楽観的な見通しを示した。


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