世界最大の不動産サービス会社、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)はこのほど、リテール不動産市場に関する調査レポートを発表した。これによると、ニューヨーク・五番街の賃料が香港のコーズウェイベイ(銅鑼湾)を抜いて世界で最も賃料が高いブランド街となった。中国で最も賃料が高かったのは北京の王府井で、世界13位だった。北京のCBDは賃料の増加率が25%で、増加率ランキングで世界3位となった。C&Wの責任者ジョン・ストラカン氏は「大都市の重要な立地に主要ブランドが相次いで店舗を設置するに伴い、世界の主要ブランド街は引き続き繁栄を維持するだろう」との見方を示した。北京商報が伝えた。
業界関係者は「倹約を促す関連政策の実施、ネットショップが実店舗の売上にもたらす打撃、国外での高級品購入を選ぶ消費者の増加、消費者心理の変化などを受け、中国市場は依然として経済発展の減速がもたらす課題に直面している。ブランド街の賃料の増加ペースも徐々に収まるだろう」との見方を示す。
近頃、バーバリー、ヴェルサーチ、マックスマーラなどの高級品ブランドが北京で相次いで店舗を開設した。しかし、多くの高級品ブランドは今も慎重な態度を見せている。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年11月28日