中国人民銀行(中央銀行)は21日に公告を出し、公開市場操作(オペ)で4千億元(1元は約17.9円)のリバースレポ取引を実施し、市場に資金を供給したことを明らかにした。2013年2月以来の最高額だ。「京華時報」が伝えた。
人民銀は同日、金利入札方式でリバースレポ操作を行った。うち7日物リバースレポは1100億元、28日物リバースレポは2900億元に上り、1日での実施規模としては13年2月以来の最高を更新した。
中国中投証券有限責任公司固定収益部の研究報告によると、毎年1月は納税時期で、控えめな見積もりでは財政預金は3千億元ほど増加することが予想される。銀行貸出のエネルギーが減退しているが、今年1~2月の信用アベイラビリティは引き続き1兆5千億元から2兆元を維持する見込みだ。また春節(旧正月、今年は2月8日)の流動的な資金需要も資金不足を招くという。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年1月22日