成都では火鍋を食べてたくさんの女性を撮影
「私は素顔の写真を撮るのが好き。化粧はうすいほうがいい。街の中で出会う人なので、通常、30秒ほどで一人のポートレートを撮影する。でも、その人の話を聞いてみたいと思う時もあるので、1時間かかることもある」とミハエラさん。
5ヶ国語が話せるものの、中国語は話せないミハエラさんは昨年8月、中国を訪問し、四川省成都市以外に、北京や広州、甘粛省なども訪問した。「中国に来たのは、中国の文化、中国人はすばらしいから。『美のアトラス』に絶対含めなければならない」。
四川と言えば四川料理。「成都市の美食は本当においしかった。味が濃すぎると感じるものもあったけど。もちろん火鍋も食べた。私は中国語を話せないけど、写真を撮らせてもらった女の子の中には英語を話せる人もいた。その時は英語で話し、それ以外は、微信(WeChat)の翻訳機能を使った」。
四川省で服屋を開く張さんの画像が話題に
ミハエラさんがフェイスブックに四川省の美女の画像をアップすると、あるネットユーザーから、「東洋の女性がどうして美容整形して、自分の外見を西洋の基準に近づけようとするのか、全く理解できない。そのままでもとても美しい。西洋人とは異なるというのは事実だが、『美』というのは本来、多様性がある。いつでも自分に満足できるというわけではないが、私は他の人と同じ顔になりたいとは思わない。とにかく、このきれいな若い女性が、私のこの言葉を知ってくれることを願っている」とのコメントが寄せられた。
「ミハエラさんとの出会いは縁」と語るのは話題となっている四川省の女性・張冉さん。楽山市で服屋を経営している。ミハエラさんと出会った時は、たまたま成都市に荷物を取りに来ていたという。
「9月の末で、夜7時過ぎだった。ミハエラさんに、英語で説明して写真を撮らせてほしいと言われたけど、断った。でも、ミハエラさんは、今までに撮った写真が掲載された雑誌などを見せてくれた。だまそうと思っているわけではないことを伝えたかったのだろう。だから、OKした」。
「1枚目は笑って撮ってもらった。でも、『笑わないで』と言われ、撮ってもらった写真が、ネット上にアップされた。何も気にしていなかったけど、最近になって、たくさんの友人からネット上で写真を見たと言われ、ネット上で大きな話題になっていることを知った」。
「ミハエラさんは、絵葉書を送ってくれると言っていたけど、まだ届いていない」と張さんは笑った。
「人民網日本語版」2016年1月26日