旧暦正月15日が過ぎ、伝統的な意味での中国の春節(旧正月、今年は2月8日)がようやく終わった。微信(Wechat)はこのほど、「2016微信春節ビッグデータ報告」を発表した。同報告では、6億5千万人のアクティブユーザーを対象とし、旧暦大晦日から元宵節(旧暦正月15日)までの、中国人の春節の過ごし方が分析されている。人民日報が報じた。
以下は報告の概要。
旧暦大晦日から正月6日まで、1億1300万人の故郷を離れて仕事しているユーザーが、帰省して新年を祝った。また、海外のユーザー160万人が、米国、韓国、日本、オーストラリアなどの国家・地域から一時帰国して故郷で年越しをした。
多くの人々にとって、旅行に出ることが新年を祝う際の新たな選択肢となった。ビッグデータによると、2月1日から2月13日まで、610万の微信ユーザーが海外旅行に出た。
通信方式の急成長に伴い、微信による新年の挨拶も流行の一途をたどっている。旧暦大晦日に微信を使って春節を祝った音声・ビデオ通話の総時間は4億2200万分に達し、2015年同期比3倍増えた。
このほか、微信で電子お年玉をあげることも、新年の新たな風習となった。大晦日当日、「微信お年玉」を利用したユーザーは4億2千万人、お年玉総数は80億8千万件に上り、昨年の大晦日(10億1千万件)の8倍に達した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年2月29日