中国国家観光局と米商務省が主催する「2016年中国・米国観光年」開幕式典が北京で2月29日に挙行された。人民日報海外版が伝えた。
2015年、中国と米国を相互に行き来する観光客の数は延べ475万人を上回り、世界中で「最もホットな」双方向旅行市場が形成された。中国は米国にとって第4位の観光客源国となり、米国は中国にとって第3位の観光客源国となった。中国・米国相互訪問旅行は、いまや全く新しい段階に突入、旅行産業は両国の経済協力にとって最も重要な成長スポットとなった。
中国国家観光局の李金早局長は開幕式典において、中米両国の「新型大国関係」を構築する上で、旅行は、政治的相互信頼における民意の基盤であり、経済貿易協力の新たなエンジンであり、実務協力の重要プラットフォームであり、互いに学び合うための特別な方法でもある。中国は、2016年中国・米国観光年をきっかけとして、「万人中米観光客相互訪問」などさまざまなイベントを開催し、米国に対する観光の開放度と投資協力を増やし、今年の中米相互往来観光客延べ500万人という目標の達成を目指し、観光を中米新型大国関係のホットスポットとする方針と述べた。
訪米観光促進機関「ブランドUSA」の社長兼CEOのクリス・トンプソン氏は、「中国・米国観光年の設立主旨は、両国国民による双方向の観光体験を通じ、文化的理解を促進し、両国観光局の深いレベルでの強力をさらに推し進めることにある。また、観光業の促進を通じた両国経済の成長を目指す。中国・米国観光年は、観光を糸口として、両国がウィンウィンの長期協力関係を構築することを推進していく。今や舞台の準備は万全に整った。米国は、より多くの中国人観光客が米国を訪れることを心から歓迎している」と話した。