▽国内の民生問題にも注目
華僑や華人は長期的に外国に住んでいるが、中国国内の民生問題への関心も高い。これらの問題は、彼らが帰国し、さらには定住するかどうかの決定に影響を与えるからだ。
張奕氏は「私は中国の食の安全問題に注目している。この2年間、中国国内の食品安全強化、食品生産・販売監督管理の規範化に関する報道をいくつも目にした。中国は食品安全の管理面で進歩したと感じる。この面にもっと力を入れてほしい」と語った。
スペイン在住の華僑・陳穎さんは「中国政府はここ数年、社会保障建設を強めているが、シルバー産業の質にはまだ向上の余地がある。中国ではまだ、コストパフォーマンスが高く、快適で価格が手頃な老人福祉施設の数が限られている」と語った。
華僑・華人はこの他、環境、医療、教育、衛生などの改善にも期待を寄せている。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年3月2日