世界有数の経済誌「フォーブス」が3月1日、最新のビリオネアリスト(世界長者番付)を発表、資産総額が昨年より42億ドル(約4746億円)減ったものの、ビル・ゲイツ氏が資産総額750億ドル(約8兆5千億円)で1位を守った。このほか、中国大陸部は251人の富豪がランキングされ、人数では世界2位に入った。環球網が伝えた。
ランキングによると、米国が依然として10億ドルの個人資産を持つ富豪が最も多い国であり、富豪1810人のうち米国人が540人を占めている。2位の中国大陸部は251人だった。続いて、ドイツが120人、インドが84人、ロシアが77人と昨年に比べ11人減少した。中国香港地区は69人、英国は50人、イタリアが43人、フランスが39人、カナダが33人、スイスが32人、ブラジルが23人だった。
2016年に新たにランキングされた人数で計算すると、中国は70人で1位にランキングされ、米国は33人、ドイツは28人、インドは8人だった。
2016年版ビリオネアリストの個人資産の平均額は減少しており、富豪の人数も同じく減少している。これは2009年以降初めて現れた現象だ。ランキングされた富豪の人数は昨年より16人減少し1810人で、資産総額も昨年より5700億ドル(約64兆円)減少し6兆4800億ドル(約723兆円)だった。富豪の平均資産が減少した原因は不安定な株価、石油価格の下落、ドルが優位なことなどがあげられる。
1810人の富豪のうち、女性は昨年より7人減少して190人だった。そのうち、最も上位にランキングされたのはフランスの富豪であり化粧業界のトップ企業であるロレアルの継承者リリアンヌ・ベタンクール氏で資産総額361億ドル(約4兆円)で11位にランキングされている。
今年発表されたビリオネアリストにおいて、米国のマイクロソフト創始者ビル・ゲイツ氏に次ぐ2位はスペインのZARA創始者アマンシオ・オルテガ氏で資産総額670億ドル(約7兆5710億円)、3位は世界的に著名な投資家ウォーレン・バフェット氏で資産総額608億ドル(約6兆8700億円)だった。米国のSNS、フェイスブックの創始者マーク・ザッカーバーグ氏は昨年の16位から6位に躍進、資産総額は334億ドル(約3兆7742億ドル)から446億ドル(約5兆円)にまで増やした。最年少でランキングされたのはノルウェーの19歳、アレクサンドラ・アンデルセン氏で資産総額は12億ドル(約1356億円)だった。米国のトランプ氏は資産総額45億円(約5085億円)で324位にランキングされている。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年3月2日