英ネイチャー誌に2日掲載された地球科学論文は、2011年3月の東日本大震災の発生エリアの地質構造を詳細に研究し、同地域及びその他の地域の地震の特徴を明らかにした。科技日報が伝えた。
スクリップス海洋研究所(米カリフォルニア州)の研究チームは、地形・重力データを使い、被災エリアの地質構造を分析した。彼らは沈み込み帯上方の地質を重点的に研究した。ここでは、太平洋プレートが本州の下に沈み込んでいる。研究チームのデータによると、この衝上断層には変位が存在する。研究者は分析により、日本の中央構造線の海への延長と判断した。中央構造線は陸地でも観測でき、出処と密度が異なる岩石が並列して見られる。
研究者は、この衝上断層の地質構造が、地震発生中に重要な力を発揮するとした。これらの研究結果は、類似する地質構造を持つその他の地域の地震リスクへの理解を促す。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年3月3日