2016年1月7日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>科学技術

油ガス資源、地層の「CTスキャン」で探査

人民網日本語版 2016年01月07日14:44

地中深くに埋められた油ガス資源の位置を特定するためには、まず正確な地下地質図を作成する必要がある。通常採用されている方法の場合、地表上でマス目が均等な二次元ネットワークを作成し、それから順序に従い震源もしくは検波器を設置する。それから爆薬などにより「人工地震」を起こし、検波器で地底から反射された信号を集め、コンピュータ処理により地層の分布状況を知る。分かりやすく言えば、これは地層の「CTスキャン」のようなものだ。科技日報が伝えた。

ただし地表に障害物があり、震源もしくは検波器が均等に設置されなかった場合(1本の直線上にない場合も)、規則的な地震のデータを得ることができない。これはその後の分析・処理に深刻な影響を及ぼす。これは科学者による地下地質図の正確な作成を妨げ、油ガス探査を困難にする。

中国石油化工集団公司石油探査技術研究院の李博氏は研究チームを率い、高再現度の五次元重合前データ規則化技術を開発した。同技術は全観測ネットワークの不足したデータを補い、「不規則的」なデータをネットワーク内の正しい位置に移動できる。同チームはさらにマルチスケール並列アルゴリズムを開発し、データの計算速度と作業効率を高めた。同社は同技術を使い、11ヶ所・約4000平方キロメートルの処理作業を終え、油ガス探査の分野で大きな経済効果を手にしている。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年1月7日

関連記事

コメント

最新コメント