青海省地震局の宋権副局長は21日、電話取材に対し、「門源県でこのほど発生した地震は、本震・余震型地震だ。今回の地震はマグニチュード6.4で、余震がこれを上回ることはない。現状を見る限り、現地に再び大きな被害をもたらすことはない」と話した。科技日報が伝えた。
青海省西寧市の市民は、21日午前1時13分頃に、強い揺れにより目を覚ました。そのわずか数分後、「青海省海北州門源県(北緯37.68度、東経101.62度)でマグニチュード6.4の地震が発生した。震源の深さは約10キロ。住民や家屋財産の被害は報告されていない」という公式情報が発表された。
宋副局長は、「青海省は断裂帯が多いが、西寧の市街地の地下には大きな断裂帯がなく、大地震が発生することはない。西寧市は、比較的安全な地域だ。青海省地震局は数年前に約2000万元(1元は約17.86円)を投じ、西寧市の地下活断層の調査研究を完了した。その結果、地下には大きな断裂帯がなく、地質構造的な背景を持たないことが分かった。そのため大地震が発生する危険性はない。市民の間では、西寧は全国で最も危険な地震都市の一つという噂が伝わっているが、これは間違いだ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年1月22日