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王外交部長「半島情勢は一触即発、コントロール失えば各側にとって災難」

人民網日本語版 2016年03月08日15:03
王外交部長「半島情勢は一触即発、コントロール失えば各側にとって災難」

第12期全人代第4回会議の記者会見が8日10時にメディアセンターで開かれ、王毅外交部長(外相)が「中国の外交政策と対外関係」について中国内外の記者の質問に答えた。

韓国KBSの記者の朝鮮制裁決議に関する質問に対し王部長は、「中国は安保理常任理事国として、安保理が可決した各決議を執行する責任と能力を有している。これには対朝鮮制裁決議2270 号も含まれる」と述べ、また「2270号の決議は制裁のみならず、六カ国協議の支持を重ねて表明し、いかなる国も半島情勢の緊張激化を招く行動を採らないという要請も含まれている」と指摘した。王部長は、「中国側は、2270号決議は全面的に執行すべきであると考える。制裁は必要な手段であり、安定維持は当面の急務であり、話し合いは根本的道である」と述べた。

王部長はまた、「目下半島情勢は一触即発の状態にあり、きな臭さが充満している。緊張に拍車をかければコントロールを失うことになり、各側にとって災難となる。半島の最大の隣国として、中国側は半島の安定が根本的破壊されることを座視することはなく、中国側の安全面での利益がいわれなく損失を被ることを座視することもない。中国側は各側が理性的に抑制するよう強く促し、矛盾を激化させないよう強く促す。半島問題の最終的な解決のためには、総合的な施策が必要で、情況に応じた対応が必要であり、制裁と圧力を一方的に盲信するだけでは、実際には半島の将来に対し無責任な行為となる。そのため、中国側は半島の非核化と半島の停戦メカニズムから平和メカニズムへの転換を同時に進めることを実現するという交渉の道筋を立てている。非核化は国際社会が掲げる目標であり、半島の停戦メカニズムから平和メカニズムへの転換は朝鮮側の合理的関心事であり、両者は並行して交渉し、順を追って推進し、統一的に解決することが可能である。そうすれば公平かつ合理的で、現実的で実行可能性を有する。当然、柔軟に三カ国や四カ国、ないし五カ国の接触を展開する方法も含め、半島の核問題を交渉のテーブルに戻すことに資するのであれば、各側が打ち出す構想に中国は開放的な姿勢を示していく」と述べた。(編集IM)

「人民網日本語版」2016年3月8日

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