卒業後の就業予想について、最も楽観的だったのはドイツと中国の大学生で、「卒業後就職できると思う」と答えた学生の割合は、ドイツが53.8%、中国が53.3%だった。一方、最も悲観的だったのは韓国の学生で、この割合は21.5%にとどまった。他の国々については、上位から順に、インド・ブラジル・米国・日本。また、大学生が就職先を選ぶ際に最も重要視するポイントも、国によって実にさまざまだった。例えば、韓国の学生は「個人の興味や能力が職場に適合するか否か」、中国とブラジルは「会社の将来性」、日本・米国・ドイツは「安定性」、インドは「個人的な達成感」を、それぞれ最も重視していた。このほか、「大学卒業後、起業する計画があるか」との質問に対して、「起業する計画がある」と答えた学生の割合は、中国が61.4%、ブラジルが61.2%。他の国家については、割合が高かった国から順に、インド・米国・ドイツ・韓国・日本だった。
今の生活に対する満足度の調査では、「満足している」と答えた学生は、7カ国平均で52%に達した。このうち最も高かったのは中国(64%)で、第2位以下は順に、ドイツ・インド・米国・ブラジル・韓国・日本。興味深いことに、日本を除くほぼすべての国の大学生は、「現在より将来の方が良くなる」と考えていた。日本の大学生は総じて、将来に対して悲観的に考えていることが、統計データから明らかになった。
また、大学生が考える「幸福な生活」の基準についても、国家によってさまざまだった。韓国は「経済的な支配力」、中国・ドイツ・ブラジルは「落ちつける家庭」、日本・インド・米国は「心の中の穏やかさ」と答えた人が最も多かった。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年3月18日