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地域の国々の利益と緊密に結びつく瀾滄江─メコン川協力

人民網日本語版 2016年03月21日10:35

瀾滄江─メコン川協力初の首脳会議が23日に海南省三亜市で開かれ、李克強総理の招待を受けてカンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの首脳が出席する。6カ国は瀾滄江─メコン川協力体制の構築推進、準地域諸国の包括的協力の強化、地域統合プロセスの促進などについて踏み込んで意見交換する。「同じ川の水を飲み、運命は緊密に相連なる」という会議のテーマは、瀾滄江─メコン川協力が地域の国々の実際の利益と緊密に結びついていることをはっきりと示している。経済日報が伝えた。

瀾滄江─メコン川協力には積極的な現実的ニーズがある。メコン川準地域は発展し始めたのが遅く、工業化、情報化、農業の近代化は任重くして道遠しだ。人口1人当たりGDPは2800ドル余りしかなく、経済水準は周辺の他の国々や地域に後れを取っている。このためメコン川流域各国はいずれも発展を最重要課題とし、地域協力に積極的に参加し、外資を導入し、インフラ開発に力を入れて、先進国との格差をできるだけ早く縮小しようとしている。メコン川流域各国は協力による発展の後押しを非常に強く望んでいる。

各国の共同努力の下、瀾滄江─メコン川協力体制の構築作業は順調に進み、政治的安全、経済と持続可能な発展、社会・人・文化という3つの協力の柱と、コネクティビティ、生産能力、国境を跨ぐ経済、水資源、農業と貧困削減を5つの優先的方向とする「3+5」協力枠組を決定し、互恵的で協力・ウィンウィンを実現する瀾滄江─メコン川諸国運命共同体の構築を目標としている。今回の会議で各国首脳は協力の目標、重点分野、優先的方向を確認するとともに、今後の協力のロードマップを検討する。また、協力体制の発展方向、生産能力協力、プロジェクトデザインなどに関する重要な協力文書を発表する。このことからも各界は今回の会議に一層注目し、期待を寄せている。

新たな準地域協力プラットフォームである瀾滄江─メコン川協力体制は6つの発展途上国で構成され、共に発展を図る、協力・実務的、開放的・インクルーシブという際立った特徴を持つ。瀾滄江─メコン川協力の順調な実施と推進は協力各国にとって有益であるだけでなく、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」実行への積極的な貢献にもなる。6つの親密な友好的近隣国が新型の地域協力プラットフォームの構築を検討する重要な努力である瀾滄江─メコン川協力初の首脳会議は必ずや前向きな成果を挙げ、地域の国々の民衆に確かな利益をもたらすとわれわれは信じる。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年3月21日

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