先日亡くなった日本の有名漫画家水木しげる氏を追悼し、東京秋冬コレクションにこのほど「妖怪ファッションショー」が登場した。中国新聞網が伝えた。
「ゲゲゲの鬼太郎」など多くの人気妖怪漫画の作者である水木しげる氏(本名:武良茂)は鳥取県出身で、かつては紙芝居作家や貸本漫画家として「ガロ」などの漫画雑誌で活躍し、「悪魔くん」や「河童の三平」などの作品を発表した。
また、戦争中に左腕を失った水木しげる氏は自身の戦争体験をもとに、「娘に語るお父さんの戦記」など多くの戦争を題材にした作品を創作している。代表作である「ゲゲゲの鬼太郎」は今までに何度もテレビドラマ化されており、妖怪ブームを巻き起こした。その後、実写版映画にリメイクされ大人気を博した。
このように沢山の作品を残した有名漫画家である水木しげる氏を偲び、水木氏と同郷である鳥取県出身のデザイナー山縣良和氏が今回のショーを企画した。同日、モデルたちは水木しげる氏の漫画に出てくる人物たちの特徴的な衣装を身に付けランウェイに登場し、会場はアイディアに富んだファンタジックな雰囲気に包まれた。
デザイナ―は、「今回のイベントをきっかけに日本の漫画が持つ独特の文化を全世界に向けてPRしたい」と話す。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年3月21日