また巍副理事長は、「今後の対外投資の中で、最も大きな発展の潜在力は2つの方面から来る。1つは民間企業と合併買収(M&A)だ。もう1つは欧州や米国のほか、『一帯一路』(1ベルト、1ロード)沿線諸国・地域の投資の潜在力が十分に発揮されるようになることだ。15年の中国は『一帯一路』沿線の49カ国・地域と投資を行い、投資額は150億ドルに達して、同18%増加した。主な投資先は電力プロジェクト、交通輸送、不動産、石油化工、通信プロジェクトなどの分野だった」と述べた。
▽チャンスはいつもリスクの外套を羽織っている
中国企業の海外投資の件数や量が急速に増加し、勢いが盛んになると同時に、失敗率の高止まりという問題も社会の注目を集めている。メディアの報道によると、鉱業分野の中国企業の海外投資失敗率は80%に達したこともあるという。巍副理事長は海外進出に伴うリスクについて、「翡翠は大抵、石に覆われた状態で発掘される。チャンスはいつもリスクの外套を羽織って私たちの前に現れてくる」とたとえ話で説明した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年3月28日