29日、アジア初となる人民元国際化研究センターが北京で正式にオープンした。同センターは、中国人民銀行(中央銀行)中国金融トレーニングセンターとシンガポール・ナンヤン(南洋)理工大学(NTU)ナンヤンビジネススクールの共同発起により、中国工商銀行と大華銀行の支援を受けて創設された。人民日報海外版が報じた。
同センターの設立主旨は、財政経済専門家による地域や部門を超えた協力を押し進め、人民元国際化プロセスおよび人民元国際化が世界経済や貿易に及ぼす影響について研究を行うことにある。同センターは今後、兌換通貨と備蓄通貨としての人民元の役割をめぐる研究に重点を置き、その研究成果を速やかに公開する方針。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年3月30日