中国国家観光局とクレジットカードの世界最大手VISAは北京でこのほど、「2016年米中観光年 中国国家観光局とVISAによる共同推進協力計画」調印式を催した。双方は、各自の豊富な資源環境を存分に活かして一連のPRイベントを共同で開催し、「美しい中国」なる観光イメージを広め、米中観光年に際してより多くの米国人観光客が中国を訪れるよう誘致する。また、中国国内の観光都市における観光消費をめぐる環境を改善し、観光サービスの質を高める方針。このような一連の活動は、米中両国の相互観光訪問、特に米国人の中国観光市場の成長に大きな推進効果をもたらすと期待される。人民日報海外版が伝えた。
中国国家観光局の李世宏・副局長は、次の通り述べた。
「米中両国の双方向の観光交流規模はすでに延べ475万人に達した。相手国を訪れたいという両国国民の願望は日増しに高まっており、今年は初めて延べ500万人の大台を突破する見通しだ。中国国家観光局は、米中観光年の枠組みのもとで、関係当局と共同で80項目以上の両国交流活動を開催し、両国の観光交流・協力を全面的に深化させる。VISAを含む関連各方面が米中観光年にかかわり、両国の観光協力に積極的に貢献してくれるよう望んでいる」
VISAは、世界最大の国際クレジットカード発行機関であり、中国は今や、世界で最大かつ最も活力ある電子決済市場のひとつとなった。VISAのチーフ・エンタープライズ・リスク・オフィサー(セキュリティ担当部門)を務めるエレン・リッチー氏は、「観光業はこれまでずっと、経済成長・発展を推進する重要なエンジンとしての役割を果たしてきた。VISAは、米中両国間におけるより多くの文化・経済交流を推し進めることで、米中観光年である今年、両国の経済・人的・文化的交流のためにより多くの発展のチャンスを提供するよう希望している」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年3月30日