会計事務所大手KPMGとシドニー大学が11日に発表した報告書によると、2015年には中国の対オーストラリア投資が過去最高を更新して、150億オーストラリアドル(約1兆2351億円)に達したという。
同報告書によれば、15年の中国の対オーストラリア直接投資の増加は主に大型取引によるもので、昨年は5億オーストラリアドル(約411億円)を超える取引が7件締結された。
中国の対オーストラリア投資の投資分野をみると、これまで盛んだった鉱業から、健康医療分野など他産業へと移行しつつある。農業への投資も増えている。不動産投資は14年以来の強い勢いを維持して、総額68億5千万オーストラリアドル(約5644億9千万円)に達し、対オーストラリア投資全体の45%を占めた。この後には再生可能エネルギー産業と健康医療産業が続いた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年4月12日